木材は常に温度と湿度の影響を受け伸縮を繰り返します。
森で伐採され丸太になり製材所で板に挽かれて乾燥させます。
うちではこの「板」に挽かれた材を仕入れます。
この「板」は乾燥の行程を終えているのですが
それぞれに癖が内包された状態でバランスをとっている状態でもあります。
見た目には真っすぐな状態を維持していても実は
「曲がりたい」「捻りたい」という力を隠し持っているともいえます。
製品にする前に、まずこの板の状態から一皮剥いて数日放置します。
シーズニンングとも言うのですが
こうすることによって一皮剥けた面から乾燥が始まり本来出るべき木の癖を出しきらせるのです。
時に待つことも仕事です。