どうしてもご紹介したい本があります。

「土居家のレシピと昆布の話」

大阪は空堀商店街にある「こんぶ土居」。
この土居さんご一家の歴史といつも食卓に並ぶ食事の数々。
昆布を守ることは日本の食文化そのものを守ることだという信念が
「こんぶ土居」の太い幹になっています。

4代続くお店は、決して大資本に支えられている訳ではありません。
本物を守るご苦労は並大抵ではなかったはずです。
そして本物を一般の方々に理解してもらうことの難しさ・・・。

今日本の様々な場面で大切な伝統や技術が消えてなくなろうとしています。
その火が消えてなくなるのを懸命に支えているのは実は土居さんの様な方々。
この方々の意地や情熱だけで支えられていると言っても過言ではないと思います。

「食」は人間の営みの基本です。

ここから学ぶことが職人の私にはたくさんありました。

是非お読み頂けたらと思います。