木取り

現在進行中の仕事の様子です。
アメリカンチェリーの板材を木取りしています。
木目、反り、節等欠点を見極めながら割り付けていきます。

cherry

脚物を作るのか?箱物を作るのか?でその見極めも違いますが
何点かのテストピースを木取りして、切断、切削を進めると
ご覧の状態から4割程度は大鋸屑になってしまいます。

わずかな材料ロスを惜しむことで
致命的な欠点を持ったままの製品になるこを思えば
この最初の段階での目利きはとても重要です。

それでも加工を進めるにつれて容赦なく節や割れなどが出てくることもあるので
木を扱う仕事というのはつくづくギャンブルだなぁと思ってしまいます。

自然のものをすべてコントロールしようと思う方が無理な話なのですが
やはり読み通りの木取りができた時には何物にも代え難い充実感があります。